町田浩樹フル出場のサン=ジロワーズが先勝! クドゥスがアヤックスに置き土産のハット【EL予選プレーオフ】

[写真:Getty Images]

2023-24シーズンのヨーロッパリーグ(EL)予選プレーオフの1stレグが24日に各地で開催された。

勝者がELグループステージ進出、敗者がカンファレンスリーグ(ECL)のグループステージに回る重要なプレーオフ。

今ラウンドにはMF金子拓郎擁するディナモ・ザグレブと、DF町田浩樹擁するユニオン・サン=ジロワーズの日本人選手所属2クラブが参戦。

町田が先発フル出場したサン=ジロワーズはホームでルガーノと対戦し、2-0で先勝した。前半の立ち上がりに先制したホームチームだが、以降は相手の反撃に遭って拮抗した展開に持ち込まれる。それでも、粘り強い守備でリードを維持すると、後半半ばにテルホが決めた貴重な追加点によって流れを引き戻す。以降はゲームコントロール優先の試合運びでしっかりと2点差を維持し、大きなアドバンテージを手にして敵地での2ndレグに臨むことに。

一方、ディナモ・ザグレブは難敵スパルタ・プラハをホームで迎え撃ち、3-1で先勝した。前半半ば過ぎに与えたPKで先制を許すが、スピキッチのゴールで追いついて試合を折り返す。後半はペリッチとイヴァンシッツの序盤の連続ゴールで一気に試合を引っくり返した。なお、金子はベンチ入りしたものの、出場機会はなかった。

その他のクラブではアヤックスがルドゴレツとのアウェイゲームに1-4で先勝。同試合ではウェストハム移籍が間近に迫るクドゥスが圧巻のハットトリックを達成し、置き土産のような形で大きな勝利をプレゼントした。

また、ギリシャの強豪オリンピアコスも格下チュカリチュキに3-1の先勝を収め、グループステージ進出に大きく近づいている。

なお、グループステージ進出クラブが決定する2ndレグは8月31日に開催予定だ。

◆EL予選プレーオフ1stレグ

8/24(木)

スラヴィア・プラハ(チェコ) 2-0 ゾリャ(ウクライナ)

オリンピアコス(ギリシャ) 3-1 チュカリチュキ(セルビア)

サン=ジロワーズ(ベルギー) 2-0 ルガーノ(スイス)

ルドゴレツ(ブルガリア) 1-4 アヤックス(オランダ)

BKヘッケン(スウェーデン) 2-2 アバディーン(スコットランド)

LASK(オーストリア) 2-1 ズリニスキ・モスタル(ボスニアH)

KÍクラクスヴィーク(フェロー諸島) 1-1 シェリフ(モルドバ)

オリンピア・リュブリャナ(リトアニア) 0-2 カラバフ(アゼルバイジャン)

スロヴァン・ブラチスラヴァ(チェコ) 2-1 アリス・リマソル(キプロス)

ディナモ・ザグレブ(クロアチア) 3-1 スパルタ・プラハ(チェコ)

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