8月25日、スーパーGT GT500クラスに参戦するTEAM KUNIMITSUは、8月26〜27日に三重県の鈴鹿サーキットで開催される2023スーパーGT第5戦『SUZUKA GT 450km RACE』において、牧野任祐の走行を27日（日）の決勝日のみとすることを決定したと発表した。
2023年シーズンもTEAM KUNIMITSUが走らせる100号車STANLEY NSX-GTをドライブする牧野は、8月20日に栃木県のモビリティリゾートもてぎで行われた全日本スーパーフォーミュラ選手権第7戦の決勝スタート直後に宙を舞う大クラッシュに見舞われた。
牧野はドクターヘリで病院に運ばれ、検査の結果大きな怪我はなかったものの、経過観察のため一晩入院を行い、自身のSNSで退院を報告。しかし、翌週には鈴鹿サーキットでスーパーGT第5戦を控えていることもあり、出場が心配されていた。
迎えたスーパーGT第5戦の搬入日である25日、牧野はサーキットに姿を表したが、チームは「医師の診断結果を踏まえ」た結果、牧野の走行を8月27日（日）のみとすることを決定した。
この決定に関し、TEAM KUNIMITSUの小島一浩監督は「まずは、あれだけの大きなクラッシュにおいても今週末牧野選手が無事な姿でサーキットに来てくれたことに大きな安堵と、今回の参戦に関しまして、ご尽力いただきました関係者のみなさまへ御礼申し上げます」とコメントした。
「先ほど、牧野選手はメディカルチェックを終了し今回のレースに参加することができます。搬送先の医師および、GTAメディカルデリゲートのご指示とスーパーGTの脳震盪プロトコルに従い、走行は日曜日のみとなってしまいますが、彼の体の事が一番大事だと思っております」
「今週末もチームは一丸となり、全力で戦う所存です。チームに携わっていただいている関係者の方々、そしてファンのみなさま、今週もチームクニミツのレースに応援、何卒よろしくお願いいたします」
