古江彩佳はショットに乱れ 畑岡奈紗はパー5で流れつくれず

同組の古江彩佳と畑岡奈紗はともにオーバーパーで発進した(撮影/田辺安啓(JJ))

◇米国女子◇CP女子オープン 初日(24日)◇ショーネシーG&CC (カナダ)◇6709yd(パー72)

年間ポイントランキングで日本勢トップの7位につける古江彩佳は、朝からショットに苦しむ一日となった。スタート前の練習からあった「なにか違うな」という感覚はプレーにも響き、フェアウェイに置けたのは「5回しかなかった」というキープ率は35.7%に落ち込んだ。

出だしの10番から1打目を左に曲げるなど、直近の欧州の試合には見られない症状だった。ラウンド中は「ポイントを1つに絞る」と考え過ぎずに微調整することが古江のメソッド。前半の終盤から後半にかけて感触をつかみつつあったが、解決には至らずスコアにつながらない。3バーディ、4ボギーの「73」とし、1オーバーの31位で初日を終えた。

グリーン上では26パット。ショットがかみ合えば…(撮影/田辺安啓(JJ))

「今日はすごい大変なゴルフ。パーセーブをしないといけず、1オーバーで終われたのはまだ良かったかな。(2日目は午後スタートで)時間があるので、リフレッシュして直せたらなと思います」と修正を急ぐ。

一方、古江とは3月「HSBC女子世界選手権」最終日以来の同組プレーとなった畑岡奈紗も3バーディ、5ボギーの「74」とオーバーパーの滑り出し。「もう少しパットが入ってくれれば全体的な流れも上手く回れたかな」と2オーバー50位での発進を悔しがった。

畑岡奈紗もスコアを落とす滑り出しに(撮影/田辺安啓(JJ))

前半11番(パー5)ではピン左1.5mを沈めてバーディを先行させたが、15番(パー5)で2m強を外すなどチャンスを仕留めきれない。2打目をグリーン左手前に外した1番(パー5)では、「想定内」としていたバンカーから寄せられずにボギー。「思ったより砂があったのと、ちょっとつま先下がり」という打ちにくいライまでは“想定外”だった。

「(パー5の)7番も獲れなかった。そういうところ」。4つのパー5でスコアを伸ばせなかったことを反省し、首位の笹生優花から8打差の位置で終えた要因に挙げた。(カナダ・ブリティッシュコロンビア州バンクーバー/石井操)

初日はお気に入りという蛍光カラーのウェアで(撮影/田辺安啓(JJ))

© 株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン