女児わいせつ被害で養護施設が対策委設置 児相とも連携 福田知事「対応、検討」

栃木県庁

 県内の児童養護施設で小学生女児3人が男子高校生から複数回わいせつ被害を受けたとされる問題で、福田富一(ふくだとみかず)知事は25日の定例記者会見で、同施設が「性問題対策委員会」を設置し、県児童相談所が連携して再発防止策を検討していることを明らかにした。

 昨年3月、施設から問題の報告を受けた後の県の対応として、福田知事は「速やかに被害児と加害児を分離し、(被害児の)医療機関受診や関係者からの聞き取り、カウンセリングなどの対応を行った。警察にも相談済みだ」と説明した。

 女児の母親が施設を所管する県に対し、詳細な調査や再発防止策を求めて提出した通知書については「内容を精査して対応を検討している」と述べた。

 

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