廃棄物ゼロ目指した建築 万博「海の蘇生」テーマに

ゼリ・ジャパンが2025年大阪・関西万博に出展するパビリオンのイメージ図

 環境問題に取り組むNPO法人「ゼリ・ジャパン」(東京)は25日、大阪市で、2025年大阪・関西万博に出展するパビリオンの概要を公表した。「海の蘇生」をテーマに、海の豊かさや海洋プラスチック汚染などの課題を伝える。建物は移設や再利用することを視野に設計し、廃棄物ゼロを目指す。

 記者会見した更家悠介理事長(サラヤ社長)は「大阪発、万博発で、海の持続的な活用を推進したい」と強調した。パビリオンは三つのドームで構成。中央部の最も大きなドーム内では発光ダイオード(LED)を使った半球体のスクリーンに、海洋の現状などを描いた映像を映し出す。

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