首位を追走 新井カープ 最多勝争いに床田寛樹 先発も… 連勝ストップ DeNA戦(8月24日)

広島カープは、5連勝をかけたDeNAとの第3戦。ともにハーラートップの10勝を挙げているカープ・床田寛樹 とDeNA・東克樹 のエース対決となりました。

試合のない首位・阪神に食らいつきたいカープは、先発マウンドにDeNA戦は去年から負けのない床田を送ります。

その立ち上がり、連打とフォアボールから満塁のピンチを迎えますが、ツーシームをうまく打たせて3アウト。さすがの投球術でピンチを切り抜けます。

しかし、2回、2アウトで得点圏にランナーを背負い、打席には15年目のベテラン・大田。甘い球をレフト前へ運ばれ、タイムリーヒット。先制を許します。

さらに3回には5番・ソトにホームランを打たれて2失点。序盤から苦しい展開になります。

点差を縮めたいカープ打線。しかし、床田と同じく今季10勝を挙げているDeNA先発・東からなかなかチャンスを作れません。

こう着したまま迎えた6回、床田に代わってルーキー・益田武尚 が、マウンドに上がりますが、1アウト・ランナー2塁・1塁とピンチを招きます。打席の9番・東は送りバントの構え。転がったボールを 坂倉将吾 が、みごとなフィールディングで3塁へ送り、アウトに。ルーキーをピンチから助けます。

その後、フォアボールから満塁のピンチを迎えますが、2番・関根を150キロのストレートでライトフライに。益田は、3試合目の登板も無失点に抑えます。

ルーキーの粘りに応えたい打線は、7回、1アウトからチャンスを演出したのは、カープの頼れる4番・西川龍馬 。鋭い打球が1塁線を破り、2ベースヒット。

この試合、初めて得点圏にランナーを置いて、打席には先週3本のホームランを放っている5番・デビッドソン。「2塁の西川を返したい気持ちだったのでセンター返しを意識した」とタイムリーヒット。10勝投手・東から貴重な1点を奪います。

その後、7回をアンダーソンがランナーを出しながらも無失点。8回には2か月ぶりに1軍登板の 森浦大輔が、3つの三振を奪い、9回へ望みをつなぎます。

しかし、最後まで追いつくことができなかったカープ。5連勝とはいかず、首位・阪神のマジックは23となりました。

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