宅配便、8年連続で最多 22年度、人手不足に懸念

宅配便の取扱個数の推移

 国土交通省は25日、2022年度の宅配便取扱個数が50億588万個で、8年連続で過去最多を更新したと発表した。インターネット通販の増加が続き、前年度から1.1%増えた。伸び率は前回の2.4%から縮小した。物流業界はトラック運転手の残業規制強化に伴い、人手不足が深刻化する「2024年問題」が懸念され、配達遅れなどが発生しないよう官民で対応を急ぐ。

 運送事業者からの報告を基に30キロ以下の貨物を集計。トラック輸送は0.9%増の49億2508万個で航空は13.5%増の8080万個だった。

 トラック輸送を事業者別に見ると、ヤマト運輸(宅急便)が23億3971万個でトップ。

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