「大きな価値がある」 甲子園V慶応、喜び語る

取材に応じる慶応の大村昊澄主将=25日、横浜市港北区

 全国高校野球選手権大会で107年ぶりの優勝を果たし、自由な髪形などでも注目を集めた慶応(神奈川)のメンバーが25日、横浜市港北区の同校グラウンドで取材に応じ、優勝の喜びを語った。

 周辺の建物に「優勝おめでとう」の横断幕が掲示されるなど地元は祝福ムード。主将を務めた大村昊澄内野手は「自分たちが日本一になれば何かが変わると信じてやってきた。大きな価値がある」と強調した。

 森林貴彦監督は選手に「誇れる成果だけど、これを人生最高の思い出にしないでほしい」と伝えたそうで、今後のさらなる活躍を期待した。新チームのキャプテンには打線の中軸を担った加藤右悟外野手が就任。監督は「また違うチームをつくっていけるんじゃないか。期待と不安が半ば」と話した。

 チームが24日に横浜へ戻ってからメディアに対応したのは初めて。慶応は10月の鹿児島国体に出場する。

優勝盾と一緒に写真に納まる慶応ナイン=25日、横浜市港北区

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