ユーベに居場所のないボヌッチ、ウニオン・ベルリンとの契約交渉が停滞

[写真:Getty Images]

イタリア代表DFレオナルド・ボヌッチ(36)とウニオン・ベルリンの契約交渉が複雑化してきたようだ。

今夏突如としてユベントスから構想外を告げられたボヌッチ。キャプテンを務め、契約も2024年6月まで残しているなか、若返りと人件費削減を図りたい首脳陣によって除外され、アメリカへのプレシーズンツアーにも帯同せず。また、新天地が見つかればユベントスは移籍金を要求しないとされている。

8月に入ってからはこれを不服とするボヌッチ側からユベントスに対する法的措置が持ち上がったりもしたが、ここ最近はウニオン・ベルリンとの契約交渉に注目が集中。ウニオンが今シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)に参戦することもあって理想的な新天地ではないかとみられている。

ところが、交渉は停滞中とのこと。移籍市場に精通するジャーナリストのジャンルカ・ディ・マルツィオ氏によると、「ボヌッチはウニオンの視界に残り続けている。ただ、ここ数時間で交渉が複雑化しており、25日も当事者間の協議を行う」という。

「交渉の複雑化」が何を意味するかは明記されていないものの、ユベントスが協議に関わっていない以上、契約期間や金銭といったボヌッチ自身の条件面であることは想像に難くない。近年目覚ましい発展を遂げるウニオンだが、欧州随一の名門で長らくプレーしてきたベテランを獲得することは容易ではないようだ。

もしくは、ユベントスの一員として現役を退く意向をたびたび公言してきたボヌッチだけに、もしかするとまだ未練があるのかもしれない。

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