「政府は生きた金を使って」お盆の台風直撃に価格高騰でガソリンスタンドも悲鳴 レギュラー14週連続値上がり1リットル183.7円 

深刻なガソリン価格の高騰はいつになったら落ち着くのでしょうか?暮らしへのダメージが広がっています。

夏休みシーズン。お盆はあけましたが、自動車で遠方への移動をこれから計画しているという方もいらっしゃるでしょう。そこで、25日に観光地の岐阜県高山市で伺いました。

(観光客)
「だいぶ高くなりましたね。車を使うのを控えたりします」

地元のガソリンスタンドでは。
(瀬木油店 垣内真仁さん)
「(ハイオク1リットルで200円という数字は見たことがなくて、販売していて驚いている。初めてです。夏休みの一番動きたい頃から上がってきた」

資源エネルギー庁によりますと、レギュラーガソリンの小売価格は、8月21日時点の全国平均で1リットルあたり183.7円で、先週から1.8円値上がりし、これで14週連続の値上がりとなっています。

(高山市のガソリンスタンドに訪れた人)
「車なしではいられないので、どうしようもない。150円でも高いと思っていたのに、どんどんあがってきた」

また、軽油の全国平均は1リットルあたり163.1円で、先週から1.7円値上がりし、こちらも14週連続の値上がりです。

(高山市のガソリンスタンドに訪れた人)
「軽油も20円ぐらいあがった。(政府は)こういうところで生きたお金を使ってもらいたい」

一方、こちらは三重県南部の紀北町です。

こちらのガソリンスタンドでは、お盆に直撃した台風7号で、かき入れ時に販売が低調に終わったことに加えて、ガソリンの価格高騰は非常に痛いと話します。

(ENEOS海山インターSS 垣内豊さん)
「高止まりで本当に厳しい状態。レギュラーで1リットル192円ですけれど、満タンで入れてしまうと1回の給油金額がすごい額になってしまうので、(客は)なるべく必要な分だけ、少しずつ入れている感じです」

25日に訪れていたお客さんは…

(客)
「だいぶ高くなったと思います」
「(政府には)手を打ってもらっているけれど個人的には何も変わらない。安くはならない」

そして、このガソリンスタンドでは地元の漁業関係者に軽油を販売していますが、値上がりは同様…

漁業関係者たちからも先行きが不安だという声が多く上がっているといいます。いったい、いつになったら価格は落ち着くのでしょうか?

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