よみがえる90年代!エヴァートン、23-24新アウェイユニは日本の「NEC」胸ロゴ時代が“主役”に

プレミアリーグのエヴァートンとキットサプライヤーのhummelは7月、2023-24シーズンの新アウェイユニフォームを発表した。

このデザインには、プレミアリーグ創設初期で使用した胸スポンサーが日本企業「NEC」時代の2つのユニフォームの要素が盛り込まれている。

Everton 2023-24 hummel Away

エヴァートン 2023-24 hummel アウェイ ユニフォーム

23-24新アウェイユニフォームは、古くからエヴァートンを知る人には懐かしさを覚えるデザイン。コーラル(珊瑚色)とネイビーのストライプを基調に、ネイビー部分には幾何学的な模様を落とし込む。

クラブ側の説明によると、このネイビー部分の模様はリヴァプールにある“爆撃された教会”で有名なセント・ルーク教会から、ホームスタジアム「グディソン・パーク」までの交わる地点を表現したものとのこと。

パンツとソックスはネイビーを基調としたデザインを採用。

2節を消化した今季のプレミアリーグだが、現時点でまだこのアウェイユニフォームはリーグでは使われていない。

そしてこの珊瑚色のユニフォームは、前述の通り胸スポンサーが「NEC」時代の2つの90年代ユニフォームにインスピレーションを得てデザインされている。

メインのデザインとして使われているのは、1992-94の2シーズンで使用したアウェイユニフォーム。今回と同じようにコーラルとネイビーのストライプデザインだった。旧タイプのエンブレムも懐かしい。

そしてネイビー部分に幾何学的なグラフィックを落とし込むスタイルは、1994-96シーズンのアウェイユニフォーム(NECスポンサーは94-95のみ)に着想を得たという。

80年代から90年代にかけてのエヴァートンと「NEC」の関係は、「リヴァプール×Carlsberg」や「マンチェスター・ユナイテッド×SHARP」と同じくらいの黄金コンビと言える。

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GKアウェイユニフォームは、ブラックを基調にブルーのグラフィックが印象的なデザイン。フィールドプレーヤーが着ても格好よさそうなデザインだ。

新アウェイユニフォームはクラブ公式オンラインストア他で販売中。

今季のプレミアリーグは2連敗スタートとなったエヴァートンだが、ホームでの第3節は同じく2連敗中のウォルヴァーハンプトンと対戦する。

なお、今後の対戦相手とスケジュールを見る限りでは、このアウェイユニフォームの“プレミアデビュー”は少し先になるかもしれない。

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