愛犬がアヒルに変身する姿がかわいいと話題の犬用口輪「quack(クァック)」。
犬用の口輪は、拾い食い対策や動物病院の受診時など、犬も人も安全に過ごすために大切なアイテムです。
けれども、大人しくつけさせてくれない犬もいて、苦労している飼い主さんも多いですよね。実は我が家もその一人。
今回は、犬にも人にも優しいという装着するとアヒルになれる犬用口輪・OPPO quack(クァック)を、上手につけられるまでの練習と共にレポートします。
犬の口輪はかわいそう?
犬が自由に口を開けられない姿が「かわいそう」と言われることもある口輪ですが、口輪は犬の健康や人との生活に大切な役割があるアイテムです。
口輪を装着することで、動物病院やトリミング、お手入れ時に噛みつかないようにしたり、散歩中の拾い食いを防いだり、大きな声で吠えるのを抑制できるようになります。
これにより、体調をくずしたり怪我をしたりしても安心して治療を受けられ、諦めていた場所へも出かけられるようになり、犬の自由度も広がるのです。
犬用アヒル口輪・OPPOクァックはここがすごい
今回は、装着すると愛犬がアヒルに変身するかわいいアイテム「OPPO quack(クァック)」をお試ししました。
日本だけでなく海外でも高い評価を得ている人気の犬用口輪です。
犬の着け心地に最大限に配慮したつくり
アヒルのくちばしの部分は、柔らかいシリコン素材で、着け心地に配慮されているのが特徴です。
アヒルの口部分が開いているため息苦しさもなく、舌を自由に動かせるので装着したままお水も飲めます。
一方、アヒルのくちばしが長いので、大きく口を開けて吠えたり拾い食いをしたりといった行動を抑制できます。
頭の後で固定するバンドはコットン製で、こちらも柔らかく犬への負担が軽い素材です。
バンドはサイズに合わせて調整ができ、バックルで留めて固定するようになっています。
かわいい見た目が大活躍!
口輪をしている犬をみると「噛み付く犬なのかも」「なんとなく怖い」と感じる人も多くいます。
OPPOクァックは、そのかわいい見た目から恐怖心を和らげてくれるため、犬を飼っていない人にとっても優しいアイテムです。
犬用アヒル口輪・OPPOクァックのサイズとタイプの選び方
OPPOクァックはカラーは、ピンク・イエロー・ブラウンの3色、サイズは4種類用意されています。
■サイズの目安
S-トイプードル・チワワ・ポメラニアンなど
SM-カニーンヘンダックスフンド・ミニチュアピンシャーなど
M-ダックスフンドやミニチュアピンシャーなど
L-ボーダーコリー・ジャックラッセルテリアなど
サイズはあくまでも目安です。
実際は後頭部と口周りのサイズを測り、適正サイズを選んでくださいね。
価格はサイズによって異なり、2,640〜3,080円(税込)です。
我が家はアヒルらしいイメージのイエローでLサイズ・3,080円(税込)を購入しました。
噛みつき防止のために購入する場合は、アヒルの口が閉じて前歯がでないタイプのオッポ (OPPO) クァック クローズドを選びましょう。
犬用アヒル口輪・OPPOクァックを実際に装着してみました
実は、愛犬に口輪をつける練習をするのは3回目です。
子犬時代と数年前にも挑戦したのですが、失敗して口輪を見せるだけで激しく拒絶するようになってしまいました。形状や素材が苦手だったというのもありますが、なにより飼い主が焦りすぎたのが原因です。
もともと、新しいものが苦手な柴犬気質。
果たして今回はちゃんとアヒルに変身してくれるのでしょうか。
かわいいアヒルへの道はスモールステップで
まずは無理に装着せず、アヒル口を見慣れてもらうことからスタートします。
「クンクン、これなんだ?」
口輪だとは気づいていないようなので、口の先に舐めるタイプのオヤツを塗ります。
最初は頭のバンドはつけず、自分から口を入れて舐められるように練習します。
ここで焦ってすぐにバンドをつけたり、口を無理に押し込んだりしないように気をつけないと、警戒するようになってしまいます。
何度か繰り返しているうちに、安心して顔を入れてオヤツを食べられるようになりました。
そっと後頭部のバックルをはめてみます。気を紛らわせるために、オヤツも追加しました。
一瞬「あれ?」と思ったようですが、オヤツに夢中でバンドへ意識は向いていません。
口輪の練習のコツは「口輪を好きになってもらうこと」と聞いたので、オヤツは大盤振る舞いします。
犬にとっては、口輪の練習をしているというよりオヤツのわんこそば状態になっているのでとってもご機嫌です。
オヤツがなくなるとベルトを気にし始めたので、すぐに外してあげました。
すぐに外してもらえると安心したのか、2回目以降も顔を入れるのもベルトをつけるのも嫌がりませんでした。
これをまた何度か繰り返します。
ちょっとでも嫌そうなそぶりをみせたら、すぐに外してあげるのがポイントです。以前に失敗した2回のときはオヤツをあげてなだめるなど、つい欲張って我慢させてしまっていました。
焦りは禁物。今回は、ゆっくりゆっくり慣れさせてあげます。
何度も繰り返しているうちに「アヒル口をつけると美味しいオヤツがもらえる」と覚えたようです。
くちばしが出てくるのをワクワクと待つようになりました。
ベルトをつけても、気にするまでの時間が長くなってきました。
アヒル口のままで「飼い主、おかわりは?」という感じでこちらを見てきます。
この日のミッションは大成功です!
次のステップはアヒルに変身から練習スタート
何日か練習して慣れてきたので、今度はくちばしにオヤツを塗らずに装着します。
アヒル口をつけたらすぐにオヤツをあげます。
舐めるタイプのオヤツだと、口が開かないことに気が付かず、食べ終わるまでの時間もかかるのでオススメです。
食べ終わってもすぐには外さず、つけたままオヤツを用意しているところを見せてあげます。
オヤツがもらえるとわかっているので、装着した状態で大人しく待っていてくれました。
今度はオヤツを舐めるタイプから固形のものにします。口が少ししか開かないため、一口サイズに小さくして食べさせてあげましょう。
「口が開かないけど嫌じゃない」という状態を繰り返し覚えてもらいました。
オヤツをあげるまでの時間を少しづつ長くしていきます。
絶対にオヤツをもらえると信じているので、良い子でこのまま待っていられるようになりました。
柴犬がみごとキュートなアヒルさんに変身です。アヒル口になった姿はやっぱりめちゃくちゃかわいい!
「かわいい!」と褒めながら写真を撮ったら、なんとなくちょっと得意そうです。
今回、愛犬はこの状態になるまで5日ほど練習しました。
犬の性格によってはすぐにできるようになる子もいれば、もっと長くかかる子もいると思います。
犬に優しいアイテムとはいえ不自由に感じることは確かなので、無理のない範囲でできるようになれるといいですね。
今は動物病院やお手入れでも大人しくしている愛犬ですが、歳をとって我慢ができなくなってきたり、痛い部分に触る治療があったりすれば、口輪が必要になるときがあるでしょう。
歳をとってから新しいことに慣れさせるのは、犬も人も負担が大きくなってしまいます。
今のうちから練習を続けて、いざというときにお互い楽に使えるようになりたいと思います!
(ハピママ*/ 村田 幸音)