去就不透明のルカク、ユベントス移籍を断念しローマ移籍希望… チェルシーはレンタル移籍で交渉中

[写真:Getty Images]

チェルシーのベルギー代表FWロメル・ルカク(30)がローマ移籍を希望しているようだ。

チェルシーでは構想外という状況の中、サウジアラビアのアル・ヒラルからのオファーを拒否し、インテル移籍を希望していたルカク。移籍成立はまもなくかという段階まで話は進んだが、突然ルカクがユベントスに翻意したことによりミラノ行きは頓挫していた。

その後、ユベントスはセルビア代表FWドゥシャン・ヴラホビッチ(23)を絡めた交渉を続けていたが、結局これも停滞し、依然としてルカクの去就は不透明な状況。そんな中、チェルシーがルカクを放出するため、完全移籍だけでなくレンタル移籍も視野に入れ始めたことが報じられた。

イギリス『テレグラフ』によると、ルカクはユベントスが交渉にあまりに時間をかけていることから、トリノ行きを断念したとのこと。チェルシーと代理人にローマへ移籍したい旨を伝えたという。

このルカクの心変わりを受け、チェルシーはローマへのレンタル移籍で話を進めることにした模様。レンタルでの放出となる場合、チェルシーは買い取り義務の付帯、もしくはそれ相応のレンタル料を要求すると言われているが、現時点でローマは契約に買い取り義務を含めるつもりがないという。

イングランド代表FWタミー・エイブラハムの長期離脱を受け、ストライカーを探している最中だったローマ。チームを率いているのはマンチェスター・ユナイテッド時代に共に戦ったジョゼ・モウリーニョ監督であり、ルカクにとっては比較的プレーしやすい環境だと考えられる。

なお、ルカクは依然としてサウジアラビア行きを断固拒否しているとのこと。新たに望んでいるローマ移籍はこのまま無事に成立するのだろうか。

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