昨シーズン終了後にレアル・マドリードとの契約を解除してフリーエージェントとなり、いまだに新天地が決まっていない元ベルギー代表FWエデン・アザール。彼に関心を示すクラブがないために移籍先が決まらないようにも思えるが、実はアザール側からもオファーを拒否していたという。
イギリス『デイリーメール』電子版によると、アザール側のオファー拒否を明らかにしたのは、彼のスタイリストを務める「A-Star Barber」ことアフマド・アルサナウィ氏。カタール・ワールドカップでベルギー代表やイングランド代表の選手たちのヘアカットを担当するなど、多くのサッカー選手を顧客に持つ有名スタイリストだ。
アルサナウィ氏が自身のインスタグラムアカウントでアザールのスタイリングをする動画を公開したところ、「誰もあなた(アザール)と契約したくない」というコメントが寄せられた。するとアルサナウィ氏はこれに返信する形で「面白い意見だ。彼は6つのチームを拒否している」と主張した。
真偽のほどは定かではないが、アルサナウィ氏の主張が事実であれば、アザールはすでに6つのクラブからオファーを受けたものの、何らかの事情で折り合いがつかず、破談していたことになる。
そんなアザールに対しては現在、アメリカMLSに所属するカナダのクラブ、バンクーバー・ホワイトキャップスへの移籍が取り沙汰されている。また、サウジ・プロフェッショナルリーグのクラブや、ブラジル1部のボタフォゴも彼の獲得に関心を示していると言われている。
一方で現役引退を検討しているという報道もあるが、いずれにしてもヨーロッパ各国の新シーズンが始まった今なお去就が決まっていないのは事実。果たしてアザールが納得するようなオファーを提示するクラブは現れるのだろうか。