遠藤航がリヴァプール移籍の背景を語る。「もしかしたら……と思っていた」

写真:リヴァプール移籍の背景を語った遠藤

シュトゥットガルトからリヴァプールに電撃移籍し、プレミアリーグ第2節のボーンマス戦での途中出場でイングランドデビューを飾った日本代表MF遠藤航が、移籍の背景を語った。イギリスのウェブメディア『フットボール・ロンドン』が報じている。

リヴァプールは今夏、中盤の補強を目指しており、ブライトンに所属していたエクアドル代表MFモイセス・カイセドやサウサンプトンに所属していたベルギー代表MFロメオ・ラヴィアにオファーを送っていた。

両者ともにクラブ間合意には達したものの、本人にリヴァプールへの移籍を拒否され、結果的に2人ともチェルシーへと移籍していった。

こうした状況について、遠藤は「正直に言うと、リヴァプールがMFを欲しがっていて、6番の選手(守備的なボランチ)を望んでいるという報道は追いかけていた」とコメント。

そして「モイセス・カイセドがリヴァプールに行くと思っていた。だから彼がチェルシーに移籍した時は『もしかしたら……もしかしたら……』と思っていたんだ」と、自身にリヴァプール移籍のチャンスがあるかもしれないと考えていたことを明かした。

一方で、30歳という自身の年齢を考えると、オファーが届く可能性は少ないとも感じていたようだ。

「トップクラブが若いタレントを欲する傾向は理解している。だから自分にこう言い聞かせていたんだ。『これはリヴァプールに移籍する唯一のチャンスだろう。彼らは常に若いタレントを求めている』とね」

そして実際にリヴァプールからオファーが届いた時の状況について、遠藤はこう振り返っている。

「リヴァプールが僕を欲しがっていると聞いた時、早急に決断を下さなければならなかったけど、『ノー』とは言えなかった。プレミアリーグでプレーすることを常に夢見ていたからね。エージェントが僕に電話をかけてきた時、僕はすかさず彼に『もちろん行きたい』と伝えた。決断するのに時間はかからなかったよ」

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