おっしょべ踊り優雅に 粟津温泉で4年ぶり祭り

おっしょべ踊りを楽しむ参加者=小松市粟津町

 小松市の粟津温泉最大の催しである「おっしょべ祭り」は25日、粟津町の「あわづおっしょべ広場踊ろっさ」で開幕した。新型コロナの影響で4年ぶりの開催となり、住民らはやぐらを囲んで地元に伝わるおっしょべ踊りを優雅に披露し、温泉街が活気づいた。

 会場では地元園児が踊りや太鼓演奏を繰り広げ、おっしょべ太鼓保存会なども力強くばちを振るった。キッチンカーや露店も並んだ。粟津温泉の守護寺である同町の真言宗大王寺では祈願祭が営まれた。北原華蓮住職らが読経し、参列者が順に焼香して手を合わせた。

 最終日26日はおっしょべ踊りのほか、YOSAKOIソーラン演舞、ダンスフェス、夜空にランタンを浮かべる催しも予定する。

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