大学生の就活スケジュールの早期化が続いている。政府や日本経済団体連合会が要請するスケジュールは3月から採用情報公開、6月から選考開始、10月から正式内定を出すというもの。実際には、より良い人材を確保するために採用活動を早める企業が増えている。多くの学生にとって、3年生の夏に参加するインターンシップが就活の本格的なスタートとなる。
大分大ではここ5年ほど、就職率が97%以上で推移している。2023年3月卒の内定率は98.4%で、前年比マイナス0.6ポイント。就職希望者数は例年と同水準で、未定者の多くは国家資格や公務員試験に合格できなかったケース。
県内就職率は40.8%で例年とほぼ同じ。大手志向が強い経済学部、理工学部は関東・関西圏を志望する学生が多く、県内就職を増やすことが課題という。