県内漁業者「死活問題」 原発処理水海洋放出

 東京電力福島第1原発処理水の海洋放出を受け、中国が食品業界に日本の水産物の加工や調理、販売を禁止すると発表した25日、本県の漁業関係者からは懸念する声が上がった。
 「魅力的な市場の一つを失い、死活問題。国はもう少しうまく働きかけできなかったものか」。延岡市北浦町で養殖魚の加工販売を手がける「新海屋」の小川裕介社長(44)は危機感と憤りをあらわにする。

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