サルコジ元大統領、25年に公判 不正資金疑惑

フランスのサルコジ元大統領(ロイター=共同)

 【カンヌ(フランス南部)共同】フランス検察当局は25日、2007年大統領選に勝利したサルコジ元大統領がリビアの独裁者だった故カダフィ大佐側から巨額の選挙資金を不正に受け取った疑惑を巡る公判が25年1~4月にパリの裁判所で開かれると発表した。有罪の場合、最長で禁錮10年が言い渡される可能性があるという。

 サルコジ氏は否認している。サルコジ氏に近かった元閣僚らを含む12人も公判の対象となった。

 事件は、カダフィ氏側が大統領選前の06年に5千万ユーロ(約79億円)の資金供与で「原則合意」したとする12年のフランスメディアの報道などが発端となった。

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