障害者、就活に1年以上が26% 知的が42%と最多の割合

就活にかかった期間

 働いている障害者の26%が、初めて行った就職活動に「1年以上」かかったことが26日、人材紹介会社「レバレジーズ」(東京)の調査で分かった。1年以上と回答した人の割合を障害別に見ると、知的障害者が42%と最も多かった。

 同社の担当者は「障害の特性によって就活や職場で必要な支援は異なるため、それぞれに応じたサポートが必要」と話した。調査は5月に行い、身体、精神、知的障害がある正社員と契約社員の計300人が回答した。

 就活にかかった期間を尋ねると、「半年未満」が58%、「半年以上1年未満」が15%、「1年以上」が26%だった。

 「1年以上」の人を障害別に見ると、知的障害者の42%に次いで精神が31%、身体が13%。

 就活での苦労(複数回答)は、知的では「自分に合う業界や企業、職種が分からない」が最多。精神は「希望する配慮を提供する会社が見つからない」、身体は「希望する仕事内容の会社が見つからない」がそれぞれ多かった。

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