ピロシキ頬張り理解深める 函館でゲイ交流イベント

開かれた交流イベントで焼き上がったピロシキ=26日午前、北海道函館市

 北海道函館市で26日、性的マイノリティーのゲイの人たちへの理解を深めようと、一緒に焼きピロシキを作って食べる交流イベントが開かれた。あつあつの出来たてを頬張りながら、当事者の苦労話を聞いた参加者からは「身近にも、そんな人がいることが実感できた」との声が聞かれた。

 LGBTなど性的少数者の啓発団体「にじいろほっかいどう」が5年前に函館市内のロシア料理店「まるたま小屋」と協力して始め、道内では15回以上開かれている。9月24日には、初の道外となる青森市で開催する。

 ゲイの当事者を含む約10人が参加。40種類以上の具材などを選び、延ばしたパン生地に包むと、オーブンで焼き上げた。

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