イワシの刺身でアニサキス食中毒 購入先のスーパーが「一部営業禁止」に

広島市内のスーパーで購入したイワシの刺身を食べた人が腹痛などを発症しました。市はアニサキス食中毒とみています。

広島市によりますと、25日午後5時40分ごろ、安佐南区のスーパーから「イワシの刺身を購入した人から『食べた後に激しい腹痛を発症した』との申し出があった」という連絡がありました。広島市が調査したところ、患者は24日にこのスーパーで調理されたイワシの刺身を購入し、自宅で1人で食べたところ翌日に吐き気や嘔吐、腹痛を発症。医療機関の内視鏡検査でアニサキス虫体が摘出されていたということです。

広島市保健所は購入先のスーパーで調理されたイワシの刺身を原因とするアニサキス食中毒と判断し、26日、このスーパーに生食用の鮮魚の調理・販売を禁止することを命じました。アニサキス食中毒は今年、広島市でこれで3件目、全国では16日までに232件発生しているということです。

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