大の里、貴景勝に胸借りる 巡業初参加「本当に光栄」

夏巡業のぶつかり稽古で貴景勝の胸を借りる大の里(手前左)=金沢市

 大相撲の夏巡業は26日、金沢市で行われ、秋場所(9月10日初日・両国国技館)で新十両の大の里がぶつかり稽古で大関貴景勝の胸を借りた。23歳で石川県津幡町出身。5月の夏場所で幕下10枚目格付け出しデビューし、巡業に初参加だった。2年連続アマチュア横綱の実績を誇るホープは「大関の体に触れられるだけで本当に光栄」と初々しく話した。

 約7分間ぶつかり続け、全身泥だらけになった。同じ二所ノ関一門の大関の誘いで実現し「びっくりした。貴重な経験をさせてもらった」と感謝。貴景勝は「自分も先輩に胸を出してもらって、いい経験になった。実力はあると思うし、頑張ってほしい」と期待した。

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