バルセロナにアブデ売却の意思はほぼなし…アストン・ビラやレバークーゼンが関心

[写真:Getty Images]

バルセロナはモロッコ代表FWエズ・アブデ(21)の売却を基本的には考えていないようだ。スペイン『ムンド・デポルティボ』が報じている。

昨シーズンはオサスナにレンタルで移籍し、ラ・リーガで28試合に出場するなど経験を積んだアブデ。バルセロナに戻って迎えた今シーズンは開幕2試合ともに最初の交代カードとして途中出場するなど、チャビ・エルナンデス監督から一定以上の信頼を掴んでいる。

チャビ監督はフランス代表FWウスマーヌ・デンベレがパリ・サンジェルマン(PSG)に移籍したこともあり、アブデを手放すつもりがないとのこと。スポーツ・ディレクター(SD)を務めるデコ氏も同様の考えで、アブデの代理人にすでにその旨を伝えているという。

しかし、アストン・ビラとレバークーゼンがアブデ獲得に関心を示しているようで、レバークーゼンは1500万ユーロ(約23億7000万円)を提示する準備がある模様。一方のバルセロナも売却の意思が完全にないわけではないようだが、この若手ウインガーを3000万ユーロ(約47億4000万円)と評価しているため、現時点でレバークーゼン移籍の可能性は限りなく低いとみられている。

また、レアル・ベティスもアブデの状況を注視しているものの、こちらはレンタルでの獲得のみを検討。レンタル移籍であれば他にもオサスナを含めた複数のクラブが興味を示しているようだが、バルセロナはレンタルでの放出を全く考えていないようだ。

なお、アブデもバルセロナでプレーし続けることを優先し、このクラブで重要な役割を果たしたいと考えているとのこと。このままいけば、ひとまずバルセロナ残留の願いは叶いそうだが、移籍市場閉幕直前のサプライズはあるのだろうか。

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