浜松市の旧天竜林業高校で生徒の調査票を改ざんする見返りに現金を受け取ったとして有罪判決が確定した元校長について、最高裁が再審＝裁判のやり直しを認めない判断したことをうけて、元校長は9月初旬にも2回目の再審請求を静岡地裁浜松支部に申し立てる考えを明らかにしました。
再び再審請求を行うのは、旧天竜林業高校の元校長の男性です。男性は同校の校長を務めていた2006年、大学の推薦入試にかかわる生徒の調査票を改ざんした見返りに、生徒の親である元天竜市長(当時)から現金20万円を受け取ったとして、有罪判決を確定。男性は無実を訴え、2014年に再審請求を行いましたが、2023年3月、最高裁でやり直しを認めない判断が確定しました。
男性は8月26日、SBSの取材に対し、証拠をそろえることや自身の体調面を考慮した結果、9月初旬にも再び再審請求を行うと述べました。
