大津「ポールを獲ると信じていた」福住「これまで悔しい気持ちでいっぱい」【第5戦GT500予選会見】

 三重県の鈴鹿サーキットで開催されている2023スーパーGT第5戦『SUZUKA GT 450km RACE』。8月26日の午後に行われたGT500クラス公式予選を終え、ポールポジションを獲得したARTA MUGEN NSX-GTの福住仁嶺と大津が予選を振り返り、明日の決勝レースへの展望を語った。

大津弘樹 Q1担当/ベストタイム:1分47秒017

「僕が走ったQ1は、正直あんまりうまくいかなくてギリギリ突破というかたちでした」

「そこで、Q2へ向けてマシンバランスを大きく変えなきゃいけないということで、チームや福住選手と相談しながら決めたことが上手くいって、Q2のアタックにつながったのだと思います」

「FIA-F4でスクールが同期だった時から彼(福住)とは切磋琢磨してきているのですが、常に彼のドライビングは上手だったので、Q2でポールを獲るということは信じていました。今日の彼のドライビングはとても素晴らしかったです」

「(明日の決勝では)これまでは、上手くいっていてもなにかしらのミスがあったので、ミスなくレースを終えられれば結果はついてくると思います。なので、まずは自分達の最大限の力を出すことに集中していきたいです」

2023スーパーGT第5戦鈴鹿 会見で喜びを語る大津弘樹(ARTA MUGEN NSX-GT)

福住仁嶺 Q2担当/ベストタイム:1分46秒385

「約2年間ほどポールポジションを獲っていなくて、獲れそうな時でも、自分の些細なミスで逃してしまったり、どうしても走りがまとまらないことがありました」

「今シーズンは、チームの体制も大きく変わりました。ですが、チームのポテンシャルがあるなかでも結果を残すことができなくて」
「これまで、4戦中3回ペナルティを受けている状況で、チームのみんなは悔しい気持ちでいっぱいなので、少しでもいいところを見せられて嬉しいです」

「また、今シーズンはパートナーが大津選手になって、ふたりで走りについて話し合うことが増えました。とにかく話す時間が増えたので、コミュニケーションからくる発見の良さが出たと思います」

「(決勝レースでは)前で走ることができれば、空力が抜けてしまうといったことが避けられると思います。一番優勝に近いところからスタートできるので、明日のレースも頑張ります」

2023スーパーGT第5戦鈴鹿 ポールポジションを獲得した福住仁嶺(ARTA MUGEN NSX-GT)

© 株式会社三栄