京都サンガ、福岡に2-0完封勝ちで2連勝 数的不利も無失点でしのぐ

前半14分、サンガ・武田のCKをヘディングで合わせ、先制ゴールを奪う原(サンガスタジアム京セラ)

 J1京都サンガは26日、サンガスタジアム京セラで第25節の福岡戦を行い、2-0で完封勝ちを収めて2連勝を飾った。リーグ戦の連勝は6月の第17節新潟戦と第18節横浜FC以来。勝ち点を26から29に伸ばし、順位は1つ上がって14位になった。

 サンガは右膝の手術から復帰した武田が、4月の第6節神戸戦以来の先発。前節札幌戦で移籍後初ゴールを決めた原は、初先発となった。

 サンガは立ち上がりから左右に大きくボールを動かし、相手守備を揺さぶった。前半14分、武田の右CKに原がピンポイントで頭で合わせ、2試合連続で先制ゴールを決めた。同24分には、金子の右へのロングボールを福田が頭で中央へ折り返し、豊川がシュート。GKのはじいたボールを松田が蹴り込み、こぼれ球を原がヘディングで押し込んだ。

 同36分、アピアタウィアがハーフウェーライン付近で相手を倒して一発退場。豊川に代えてイヨハを投入。数的不利で両サイドから攻め込まれる時間が増えたが、麻田や三竿らが体を張って耐えた。曺監督はすぐに選手を集め、ピッチ内で指示を伝えた。

 後半も守備に追われる時間が増えたが、ブロックをつくって集中を切らさず、GK太田の好セーブも光った。終盤には5バックにしてさらに壁を分厚くし、2試合連続の無失点で勝利した。

© 株式会社京都新聞社