「義両親との同居」というと、あまり良いイメージを持たない人も多いのではないでしょうか。そこで実際に同居をしている人に話を聞いてみると、子ども世帯だけでなく、親世帯にとってもデメリットがあることがわかりました。
もちろんメリットもありますし、各家庭のライフスタイルやその人の性格などによってもストレスとなることは異なりますが、一つの参考にしていただければと思います。
経験者に聞いた!義実家との同居はおすすめしない6つの理由
1:子どものしつけや教育に口を出されることも
義両親との同居で最もストレスになりやすいのが、子どものしつけや教育など、育児に口を出されること。
「1歳になる子を保育園に預けて仕事復帰をしたら、かわいそうだと言われた」「我が家はその気がないのに小学校受験を勧めてくる」「子どもがわがままなのは親が甘いからだと言われた」など、家庭の方針に口出しされたという経験のある人が多いよう。
また、「○○さんの孫は、ピアノのコンクールで入賞したんだって。うちも何かやらせないと」などと他人の家庭を引き合いに出されたという人も。
聞き流せばよいとわかっていても、何度も同じようなことを言われると良い気持ちはしないですよね。
2:自分たちのペースを作りにくい
お風呂やトイレが別々だとしても、親世代とは生活パターンが違うので何かと気を遣い、自分たちのペースで暮らせないという人も少なくありません。
また、自分たちだけなら夕飯は適当に済ませたいと思っていてもそれができなかったり、1日ゴロゴロしていたいのに義母から買い物に誘われたり、というケースも。自分の家なのにリラックスできないというのはなかなかしんどいですね。
また、自分の友達や両親を家に招きにくいという声もあります。
3:女性が家事を担うことになりやすい
親世代ではまだまだ「家事は女性がやるもの」と思っている人も多くいます。そのため、「義母の前では夫に家事をさせられない」という人も!
共働きが当たり前の現代では、妻だけが家事をするのは心理的にも負担が多く、ストレスが溜まる一方です。
また「義母に、家事のルールを押し付けられて手抜きができない」という声も。
4:金銭面で不満を持ちやすい
同居すると金銭面の負担がお互いに軽くなることが多いですが、分担の内容によっては不満が生じることも。
例えば、「義両親に食費や生活費を渡しているのに、結局自分が買い物することが多い」という不満があったり、逆に義両親側からは「こちらが水道光熱費を負担しているからか、息子夫婦が、使っていない部屋でもクーラーを付けていることにモヤモヤする」という声も。
はじめは「まあいいか」「これくらいのことで気にするなんてケチかな」などと思っていても、徐々に不満が溜まり、ある日爆発してしまうかもしれません。
5:子どもを預けやすいが、義両親の負担になることも
子育て世代の夫婦にとって、義両親との同居は、ちょっとしたときに子どもを預かってもらえるなど心強い面もあります。なかには幼稚園や習い事への送迎までも義両親にお願いしているという人も!
もちろん双方が納得しているなら問題ありませんが、義両親のなかには「しょっちゅう預かっているのにお礼も言われない」「反抗期の孫の面倒を見るのがしんどい」という人も。
「一緒に住んでいるのだからやってもらって当然」という態度は不満がたまるので注意。
6:将来的に介護が必要になる可能性がある
同居・別居に関わらず、親の介護は子ども世帯にとって大きな悩みとなるもの。特に同居している場合は、食事や洗濯、病院への送迎など義両親の日常的なケアが必要となり、自分の仕事や生活とのバランスに悩む人もいます。
元気なうちは想像しづらいですが、将来介護が必要な場合はどうするのか、義両親の意向も含めて話し合っておけるとよいかもしれません。
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一昔前は当たり前だった同居もライフスタイルの変化に伴い、選択する人がかなり少なくなっています。経済的な面や、家事や子育てにおいてはメリットもありますが、事前にしっかりと話し合いやシミュレーションをしておくとよいでしょう。
(ハピママ*/ 平野 鞠)