ブライトンが圧倒的にボールを支配するも、ウェストハムの堅守速攻の前に3失点完敗|プレミアリーグ

写真:1ゴール1アシストと勝利に貢献したボーウェン

現地時間8月26日、プレミアリーグ第3節のブライトンvsウェストハムの一戦が、アメックス・スタジアムで行われた。

ホームのブライトンはGKをジェイソン・スティールからバルト・フェルブルッヘンに代え、最終ラインは右からパスカル・グロス、ルイス・ダンク、アダム・ウェブスター、ペルビス・エストゥピニャンという並びに。三笘薫は左ウイングで先発し、トップにはエヴァン・ファーガソンが入った。

一方のウェストハムは前節の4-2-3-1から4-1-4-1にシステムを変更。アンカーにエドソン・アルバレスを置き、中盤は右からジャロッド・ボーウェン、ジェームズ・ウォード・プラウズ、トマーシュ・ソーチェク、ルーカス・パケタが並び、マイケル・アントニオがワントップで先発した。

6分、ウェストハムは中盤でロングボールの競り合いに勝ち、パケタが最前線のアントニオへスルーパスを送る。アントニオが左足で狙うも、ここはGKフェルブルッヘンの正面に。

対するブライトンも15分、左サイドでグロスからのロングボールを受けたエストゥピニャンがビリー・ギルモアに丁寧なパスを送ると、ギルモアが左足で強烈なシュートを放つ。これはわずかにゴール左に外れる。

試合を動かしたのはウェストハムの新戦力、ウォード・プラウズだった。19分、左サイドでアントニオがフィフティのボールを収めると、中央に走り込んできたウォード・プラウズへパス。一度はシュートがDFに跳ね返されるも、再び押し込み先制ゴールを挙げる。

30分の時点でパス成功数がブライトン220本に対しウェストハムが13本、ポゼッションはブライトンが87パーセントを記録するなど、ブライトンが圧倒的にボールを回す展開となる。

33分にはクロスに合わせようとしたソーチェクがGKフェルブルッヘンと交錯し、プレー続行不可に。ウェストハムは一時的に1人少ない状況となったが、39分にサイード・ベンラーマがピッチに入った。

そのままスコアは動かず前半が終了。ウェストハムが1点をリードして試合を折り返す。

後半開始早々の46分、相手陣内でボールを回すブライトンは中央でボールを受けたダンクがダイレクトで三笘へ展開する。三笘はファーガソンの頭にピタリと合わせるも、これはウェストハムのGKアルフォンソ・アレオラが何とかかき出す。

さらに49分、グロスがCKを蹴ると、ボーリはファーでフリーになっていた三笘のもとへ。三笘は胸トラップから右足でボレーを放つが枠を捉えられず。

ブライトンが圧倒的にボールを保持する時間が長く続いたが、ゴールをこじ開けたのはウェストハムのほうだった。58分、自陣でボールを奪ったウェストハムは、守備に戻ったアントニオが左サイドを駆け上がるベンラーマへパスをつなぐ。ベンラーマはタメを作って味方の上がりを待ち、中央に走り込んできたボーウェンへ。ボーウェンが見事なトラップでこれを収めると、左足アウトサイドで流し込む技ありゴールを決めた。

さらに63分、ウェストハムはアレオラのゴールキックをボーウェンが収めると、素早く前線のアントニオへ。アントニオは背後についたウェブスターをフェイントではがして前を向き、右足でサイドネットへ流し込んで追加点を挙げる。

反撃に転じたいブライトンは81分、相手陣内でジョエル・フェルトマンからパスを受けたグロスがシュートフェイントで相手DF2人を欺くと、右足でミドルシュートを決めて1点を返す。

87分にはジョアン・ペドロからのクロスにフェルトマンがダイレクトで合わせるが、GKアレオラがファインセーブ。アレオラはこれで8つ目のセーブを記録した。

しかしブライトンの反撃もここまで。GKアレオラのビッグセーブ連発もあり、試合は1-3のまま終了。ブライトンの開幕3連勝はならず、ウェストハムは2勝1分けで暫定首位に立った。
 

◉試合結果

ブライトン 1-3 ウェストハム

0-1 19分 ジェームズ・ウォード・プラウズ(ウェストハム)
0-2 58分 ジャロッド・ボーウェン(ウェストハム)
0-3 63分 マイケル・アントニオ(ウェストハム)
1-3 81分 パスカル・グロス(ブライトン)

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