楓奈のパーク、富山に完成 駅北に監修スケボー場

富山駅北エリアに完成したスケートボード専用施設でデモ滑走を繰り広げる中山選手=富山市湊入船町

  ●竣工式で技披露

 建設コンサルタントの「NiXJAPAN」(富山市奥田新町)が富山駅北で整備したスケートボード専用施設の竣工(しゅんこう)式が26日、同市湊入船町の親水広場で行われた。東京五輪銅メダリストで、富山新聞でコラム「楓奈(ふうな)のスケボーnote」を連載する中山楓奈選手(龍谷富山高3年、ムラサキスポーツ)が監修し、初心者から上級者までに対応した施設となっている。

 名称は「ニックス アーバンスケートパーク」で市総合体育館北側の親水広場の一角に位置する。約440平方メートルで、スケートボードで滑る斜面、階段などのセクション(構造物)やナイター照明を備え、上級と初・中級エリアに分かれている。中山選手は滑り心地を確かめ「滑りやすい」と笑顔を見せた。

 NiXJAPANは、同市婦中町のストリートスポーツパークや東京五輪のスケートボード競技会場となった「有明アーバンスポーツパーク」などの設計を担当した。今回の施設は、スポーツを軸にした富山駅周辺の活性化や、路上でのスケボー利用の問題を解消しようと建設を決め、市の土地を借りて自己資金で整備した。事業費は約7千万円。

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