大船渡市魚市場に26日、本州トップを切ってサンマ3.5トンが初水揚げされた。今季最初の水揚げ量としては過去最少だった昨年と同水準で、平均価格は記録が残る2001年以降では最高。不漁が続く中、関係者は今後の豊漁を期待した。
同市の鎌田水産(鎌田仁社長)所有の第15三笠丸(199トン)が入港。大船渡から東北東に約1450キロの公海で漁獲した銀色の魚体が水槽に勢いよく放たれ、日差しを浴びて輝いた。
100グラム以下の小ぶりな魚体が大半を占め、1キロ当たり2030~2300円で取引された。平均価格は2032円と、大船渡魚市場(千葉隆美(たかよし)社長)が有する記録では最も高かった。