今市小で避難生活を体験 児童らが火おこしやまき割り 災害時への経験積む

火おこしに取り組む子どもたち

 【日光】今市小で26日、子どもたちが避難所生活を体験する1泊2日の「防災訓練キャンプ」がスタートした。同校6年生と保護者ら計約50人が参加し、非常時に対する意識を高めた。

 保護者らで組織する「今市小ICM」(通称・今小おやじの会)が2020年から実施し、今回で4回目。児童に災害時の避難所である学校で非常時への経験を積んでもらうとともに、小学校生活の思い出づくりになればと企画している。

 この日は体育館で同会員の消防署員から防災について講話を受けた後、子どもたちは中庭で水のろ過や火おこし、まき割りなどを体験。夜は参加者たちで手作りしたカレーなどを食べ、体育館で1泊した。

 参加した高木夢衣(たかきめい)さん(11)は「火おこしは少し煙が出ただけで難しかった。いろんな事をみんなと楽しく勉強できた」と話した。

火おこしに取り組む子どもたち

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