【MLB】球場外から銃弾が飛来? ホワイトソックス戦での銃撃事件に続報

写真:銃弾は球場外から飛んできた可能性が高いという

日本時間8月26日、シカゴで行われたホワイトソックス対アスレチックスの試合中に球場内で発生した銃撃事件について、1日経った現在もまだ誰がどこから撃ったものなのか不明のようだ。

スポーツ専門サイト『The Athletic』によると、現在もシカゴ警察とホワイトソックスは銃弾がどこから来たものなのかを捜査中だが、現時点では銃弾は球場外から放たれて外野左中間席に着弾したとする説が有力とのこと。

銃撃を受けた被害者は2人おり、1人は42歳の女性で右脚の太ももとふくらはぎの2カ所を負傷したものの命に別状はなし。もう1人の26歳女性は腹部にかすり傷を負ったが治療を拒否したという。

この事件は試合中の早いイニングで起こったものの、現場付近の観客を避難させたのみで、他の多くの観客はこのことを知らされずにそのまま試合が進行。試合終了後には音楽グループによるコンサートが予定されていたが、ホワイトソックスは「技術的な問題により試合後コンサートを中止する」とバックスクリーンに表示して試合を終了していた。

事件発生時、警察は安全のため試合を中断することを望んだが試合は滞りなく進められ、試合後コンサートを中止した判断も安全上の配慮ではなく警察の捜査のためだったようだ。

MLBの試合中に球場外から銃弾が飛来したケースは例がないが、試合後であれば2022年7月に似た事例があった。アスレチックスの本拠地オークランド・コロシアムにおいて7月4日の独立記念日を祝うため試合後の花火が行われていた際に5人の負傷者が出た。これは球場の外で行われた祝砲により銃弾の破片が飛来したことが原因と結論づけられている。

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