津軽のシードル味わって 生産者や醸造業者が都内でPRイベント

それぞれ自慢のシードルを手にPRする(左から)土岐さん、小澤さん、今さん=26日午後、東京都台東区
津軽産シードルをじっくりと味わう来場者

 津軽産シードルを楽しむ食イベント「津軽を味わう!美味しいリンゴ」が26日、東京都台東区のワイン・サイダー(シードル)専門店「ワイン・スタイルズ」で開かれ、地元から駆けつけた生産者・醸造業者らが自慢の味をPRした。

 県産の王林100%のすっきりとした辛口味、5種類のリンゴをブレンドした甘口、鶴田町産キャンベルアーリーとふじを使いワインとシードルの良さを堪能できる3製品を用意。

 「GARUTSU(ガルツ)」(弘前市)の今祥平さん、「トキあっぷる社」(五所川原市)の土岐彰寿さん、「つがるワイナリー」(鶴田町)の小澤祐子さんが店頭でPRした。

 「浪漫須貯古齢糖」(弘前市)のオーナーショコラティエ・須藤銀雅さんがシードルと相性の良いカカオの菓子を販売した。

 イベントは日本のシードル発祥の地・弘前PRも目的に初めて実施。150点以上のシードルを扱うワイン・スタイルズの田中球絵社長によると、同じリンゴ生産地の長野県に比べると青森県のシードルは市場での知名度が低く売り込む余地が大きいという。

 来場第1号の東京都八王子市の山本裕之さん(26)は「どれも特長のある味わい。一緒に食べた菓子もおいしく、シードルを身近に感じることができた」と話した。

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