「職場でのいじめ・嫌がらせ」相談が11年連続でトップ 広島労働局

広島労働局がまとめた昨年度の労働相談で、職場での「いじめ・嫌がらせ」が11年連続で最多となりました。

昨年度、県内9ヵ所に設置されている総合労働相談コーナーに寄せられたのは2万6901件で、民事上の個別労働紛争の相談件数は5819件にのぼりました。

内訳は、職場での「いじめ・嫌がらせ」が1562件で、11年連続して最も多くなりましたが、前の年度と比べると、37.2%減少しています。

減少した理由として、去年4月から中小企業の「上司から部下への嫌がらせ」が「労働基準法等の違反の疑いがあるもの」として計上され、「いじめ・嫌がらせ」の相談件数に計上されなくなったためとしています。

続いて「自己都合退職」が882件、「退職勧奨」が621件となりました。

広島労働局では、「適切な対応に努めるとともに、個別労働紛争の未然防止と迅速な解決に向けて取り組んでいきたい」としています。

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