米商務長官、北京で会談へ 半導体規制のバランス模索

レモンド米商務長官

 【ワシントン共同】レモンド米商務長官は27~30日の日程で、北京と上海を訪問する。中国高官や米企業幹部らと会談するとみられ、対立が目立つ半導体関連の規制などを巡り、米中間の政治的なバランスを探る。米中両国は今秋の首脳会談も模索しており、地ならしの意味合いもある。

 レモンド氏は北京で中国の経済閣僚らと会談する見通し。29日に上海へ移動する。9月9~10日のG20首脳会議が迫る中、バイデン大統領と習近平国家主席の個別会談につながる可能性がある。

 レモンド氏の訪中の焦点は、半導体規制を巡る対話路線の確立だ。米国は昨年10月、先端半導体の対中輸出規制を大幅に強化している。

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