2023年F1第14戦オランダGP予選トップ10ドライバーコメント(1)

 2023年F1第14戦オランダGPの予選後、6~10番手のドライバーが土曜日を振り返った。6~10番手には、カルロス・サインツ(フェラーリ)、セルジオ・ペレス(レッドブル)、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、ローガン・サージェント(ウイリアムズ)が続いた。

■ローガン・サージェント(ウイリアムズ・レーシング)
予選 10番手

 複雑な心境だよ。Q3に進出できたことは僕たちにとって非常に大きなことだし、いくつもポジティブな要素があった。週末を通してチームとマシンは素晴らしくて、Q1とQ2では重要な場面でタイムを出してQ3まで進出することができた。最後のドライでのセッションで戦うチャンスは確実にあったと思うし、アレックス(・アルボン)は結果でそれを証明した。でもこのようなコンディションでは、マージンはほんの少ししかないんだ。

 何が悪かったのかを振り返る必要があるが、くよくよ悩み続けるつもりはない。僕たちはロングランのペースも素晴らしい。マシンをできる限り作り直して、ポイント獲得に挑みたい。個人的にはヨーロッパ・ラウンド全体で進歩を見てきたし、(ポイント獲得は)時間の問題だと思う。今はそこまでかなり近づいていて、マシンからタイムを引き出す方法も理解し始めている。それだけに、今日はいっそう辛い。ダメージを負ったマシンをチームに託すことになって残念だけど、リセットしてチームをサポートし、明日また頑張るよ。

■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)
予選 9番手

 これまでのところは難しい週末になっていて、最初のセッションからマシンバランスに苦しんでいる。もっとマシンの動きが予測できるように、調査し改良していくつもりだ。

 明日は厳しいレースになるだろうけど、ポジションを上げるために戦うつもりだ。できるだけのことをやるよ。

■オスカー・ピアストリ(マクラーレンF1チーム)
予選 8番手

2023年F1第14戦オランダGP オスカー・ピアストリ(マクラーレン)

 良いセッションだっただけに予選8番手はちょっと残念な結果だ。思っていたよりも少し後ろのポジションになってしまい、がっかりしている。特に今日のドライのコンディションでは、昨日のフリー走行で(クラッシュしたことで)あまり周回を重ねられなかったことが響いてしまったのかもしれない。

 でも、うれしいことにマシンのペースはとてもいいし、フィーリングも素晴らしい。だから明日何ができるかを見ていき、ポイントを稼いで、1年の後半を良い形でスタートできればと思っている。

■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)
予選 7番手

2023年F1第14戦オランダGP セルジオ・ペレス(レッドブル)

 難しい予選だった。コンディションが変化し、赤旗が何度か出たんだ。ここはオーバーテイクが容易なサーキットではないということもあって、もっと上位を獲得したかった。でも今日のコンディションはとてもトリッキーで、特に終盤が難しかった。

 Q3での戦略は、今から考えると理想的ではなかったかもしれない。ダブルプッシュでアタックするのが最善であると考えたが、シングルラップのアタックをする方が、タイヤの面でよかったのだと思う。

 今は、明日のレースを楽しみにしている。僕たちのマシンはレースパフォーマンスが優れている。金曜のプラクティスとシミュレーションで、強力なレースペースを発揮できたから、明日、順位を上げていけることを期待している。

 サマーブレイク前の勢いを維持して戦いたい。レースのなかでポジションを上げていって、表彰台をつかむことができるはずだ。

■カルロス・サインツ(スクーデリア・フェラーリ)
予選 6番手

2023年F1第14戦オランダGP カルロス・サインツ(フェラーリ)

 今週末の僕たちのパフォーマンスは決して素晴らしいものではなかったし、厳しい予選になることは分かっていた。なんとかQ3まで進み、それなりにラップをまとめて6番手を得ることはできたが、もちろんこれは望んでいたポジションではない。

 明日も簡単にはいかないと思う。でもポジションを守り、可能な限り最高の結果を持ち帰るために最大限の努力をするつもりだ。

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