来年もこの熱気を 三沢まつり(青森・三沢市)閉幕 4年ぶり通常開催

山車審査の優秀賞だった「古事記 倭建命(ヤマトタケルノミコト)」(幸町1丁目祭礼委員会制作)。飾りがせり上がると高さは12メートルに達する=27日・お還り
祭りばやし競演会で力強いばちさばきを見せる子どもたち=24日・前夜祭
凝った衣装で仮装行列。みんな大はしゃぎ=26日・中日
太鼓を激しく打ち鳴らし、ばちさばきを競い合った「山車別れ」。祭りの最後にみんなで来年の再会を誓い合った=27日・お還り
みこしパレードには米国人も参加。沿道も拍手喝采=26日・中日
一列になって流し踊りをする女性たち=26日・中日

 青森県三沢市の夏を彩る「三沢まつり」が27日の合同運行で幕を閉じた。99回目の今年は、4日間による通常開催が4年ぶりに復活。参加した12団体は伝統ある祭りに参加できる喜びをかみしめ、来年の100回の節目を成功させることを誓った。

 期間中は好天に恵まれ、人出は約4万人(市商工会発表)。「基地の街」らしく沿道は多くの米国人で鈴なりとなった。この日の最後は山車同士がすれ違いざまに太鼓を打ち鳴らす恒例の「山車別れ」が行われ、全員が来年の再会を約束した。祭りの主役の子どもたちは、みんな汗びっしょり。「来年も参加する」「楽しむぞ」と飛び切りの笑顔がはじけた。

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