『甘えん坊な犬種』4選♡ でも甘やかしすぎることのリスクも知っておいて

飼い主さんが大好き♡甘えん坊な犬種

もちろん個体差はありますが、一般的に日本犬よりも洋犬の方が甘えん坊な子が多いと言われています。

オオカミの気質を残している日本犬は、自立心が強い傾向がある一方で、人間社会に適応するよう品種改良が繰り返されてきた洋犬は、人間への甘え方をよく心得ているのかもしれません。

下記にご紹介するのは、その中でも特に甘えん坊な子が多いと言われる犬種です。

1.ヨークシャーテリア

「ヨーキー」の通称で親しまれているヨークシャーテリアは、その艶やかで美しい見た目から「動く宝石」あるいは「歩く宝石」とも呼ばれてきました。

意外なことに、もともとはネズミを捕るための使役犬でしたが、後にヨーロッパの王侯貴族たちに愛玩犬として寵愛された歴史を持つだけに、人間が大好きで甘えん坊です。

2.トイプードル

日本で絶大な人気を誇るトイプードル。ぬいぐるみのような愛らしい見た目や日本の住宅事情にマッチしたサイズ感、そして意外なトレーニング性能の高さや、抜け毛の少なさといった飼いやすさが多くの人に支持されています。

この時点で、すでにパーフェクトと言っても過言ではないですが、人々をさらに魅了するのがその甘えん坊な性格です。不動の人気の理由も納得ですね。

3.マルチーズ

マルチーズは「世界最古の愛玩犬」とも呼ばれる根っからの愛玩犬です。常に人間のそばで暮らし、時には王様の傍らで人間さながらの待遇を受け、時には上流夫人の抱き犬として高価で取り引きされました。

人間に愛されることで生きてきた犬種ですから、愛され上手の甘え上手なのはもはや必然とも言えます。

4.ゴールデンレトリバー

甘えん坊というと小型犬のイメージが強いかもしれませんが、大きな体で実は甘えん坊なのがゴールデンレトリバーです。

ゴールデンレトリバーは、もはや見た目だけでどの子も「良い子」に見えるほど余裕たっぷりで穏やかな容姿をしていますが、その中身は愛情深く人懐っこくて家族が大好き、まるで天真爛漫な子どものように甘えん坊なのです。

要注意!甘やかしすぎでワガママわんこに

かわいい愛犬に甘えられると、ついつい「仕方ないなあ」と全て許してしまいたくなる気持ちはわかります。ですが愛犬の要望に応えすぎ、甘やかしすぎるのは実は愛犬のためになりません。

いつも愛犬ファーストで対応していると、わんこは「自分の望みは何でも叶って当然!」と勘違いし、要求してばかりの高飛車なワガママわんこになってしまいます。

百歩譲って、家の中だけであればそれでも良いかもしれませんが、いざ外出したときや災害避難時など、他のわんこ・人間と関わらざるをえないとき、周囲から受け入れてもらえなくなってしまうリスクを考える必要があります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?わんこに甘えられることで自分の存在意義を感じるという人も少なくないかもしれません。

そんな人には甘えん坊な犬種がオススメですが、だからと言って甘やかし過ぎてしまうのは厳禁。飴と鞭を上手に使い分けながら信頼関係を築き、愛犬を周りの人からも愛されるわんこに育てていきたいですね。

(獣医師監修:寺脇寛子)

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