【インド】アイカ工業の印子会社、ドバイ支店を開設[製造]

アイカ工業は25日、メラミン化粧板の製造・販売を手がけるインド子会社のアイカ・ラミネーツ・インディアがアラブ首長国連邦(UAE)ドバイに支店を開設したと発表した。同社グループが中東に拠点を持つのは初めて。現地に支店と在庫を置くことで迅速な納品を実現し、中東での事業拡大を目指す。

ドバイ支店は8月1日から営業を開始、9日に開所式を実施した。従業員数は5人。アイカ・ラミネーツ・インディアは、北部ウッタラカンド州ルドラプールに持つ工場でメラミン化粧板を生産。インド国内での販売に加え、UAEやサウジアラビアなどの中東への輸出販売も手がけている。ドバイに支店と在庫を持つことで、迅速な納品につなげる。

若年層人口が多くインフラ整備が進んでいるUAEでは、建材であるメラミン化粧板の市場拡大が期待でき、アイカ工業は湾岸協力会議(GCC)諸国での売上高を2025年度(25年4月~26年3月)に5億5,000万円にする計画だ。

同社の建装建材海外事業は、アジアでの高品質な化粧板需要の拡大を背景に、売上高が22年度までの4年間で3.5倍の188億円に伸びた。26年度には売上高300億円の達成を見込んでいる。

アイカ・ラミネーツ・インディアのドバイ支店(アイカ工業提供)

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