化けぐず4年ぶり動橋練る 加賀の奇祭開幕

勇壮に乱舞する化けぐず=加賀市動橋町

 加賀市動橋町の奇祭「ぐず焼(やき)まつり」(北國新聞社後援)は27日、3日間の日程で開幕した。初日は4年ぶりに田畑を荒らす怪魚を模した「化けぐず」の練り回しが復活し、かつての宿場町は熱気に包まれた。

 振橋神社を出発した全長11メートル、重さ1トンの化けぐずは町内を巡り、JR動橋駅前で青年会員らが担ぐ「青年会ぐず」と一般参加者らによる「ぐず連ぐず」が勇壮な掛け声とともに乱舞を繰り広げた。

 化けぐずは再び振橋神社に向かい、かがり火で焼かれて「退治」された。小学生や園児による「子どもぐず」「孫ぐず」の練り回しもあった。

 28日は午後9時から冠橋付近で北國花火動橋大会(北國新聞社主催)、29日は仮装の輪踊り大会などが行われる。

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