まちなか、歌声爽やか 金沢アカペラ・タウン開幕

爽やかな歌声で開会を祝う「Nagie Lane」=26日午前10時15分、金沢市役所庁舎前広場

  ●7会場で魅了

 全国のアカペラグループが集まる金沢アカペラ・タウン2023(同実行委員会、金沢市主催、北國新聞社特別協力)は26日、市中心部で2日間の日程で開幕した。初日は金沢駅もてなしドーム、片町きらら広場など7会場でストリートステージがにぎやかに繰り広げられ、青空の下に豊かなハーモニーが響いた。

 市役所庁舎前広場でオープニングセレモニーが行われ、村山卓市長が「歌で金沢の街を盛り上げてほしい」とあいさつし、協賛企業を代表して北國銀行の中村和哉会長が祝辞を述べた。小幡和弘実行委員会長の開会宣言後、ゲストのアカペラグループ「Nagie Lane(ナギーレーン)」が爽やかな歌声を披露した。

 今年は全国から約120組が参加し、街角のストリートステージに出演するほか、26日は県文教会館でコンクール、27日は片町きらら広場でベース・ボイパタッグトーナメントが行われる。27日午後5時からは市役所庁舎前広場でコンクール入賞者らによるファイナルステージが予定されている。

 いしかわ四高記念公園で開催中の「金沢オクトーバーフェスト2023」(北國新聞社後援)でも参加者がハーモニーを響かせる。

  ●県内全地点で真夏日

 26日の石川県内はおおむね晴れ、能登では雨の降る所があった。正午までの最高気温は金沢34.3度、輪島33.0度など、全11観測地点で30度以上となった。県内各消防によると、3市町で3人が熱中症の疑いで搬送された。

 県内は27日にかけて大気の状態が不安定になる見込みで、金沢地方気象台は落雷や竜巻などの激しい突風、急な強い雨などに注意を呼び掛けている。

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