日本海から鳥海山の山頂付近までをカヤックと自転車、登山で駆け上るスポーツイベント「鳥海山SEA TO SUMMIT(シー・トゥー・サミット)」が27日、遊佐町などで開かれ、県内外の約120人が懸命にゴールを目指した。
午前5時半にカヤックで同町の西浜海岸を出発し、吹浦漁港周辺までの約4キロをこいだ。上陸すると自転車に乗り、鳥海ブルーラインを約21キロ先の秋田県にかほ市・鉾立駐車場(標高約1150メートル)に向かってペダルを回した。
最後は自らの脚で登山道を行き、出場者からは「いい景色が見られて最高。頑張って登り切る」。笑顔も見せながら、ゴール地点の鳥海山大物忌神社(同2160メートル)へ踏み出した。
シー・トゥー・サミットは、アウトドア用品大手「モンベル」(大阪市)が企画し、遊佐町やNPO法人元気王国(酒田市)などでつくる実行委員会が主催した。26日には同町の鳥海温泉「遊楽里」で環境シンポジウムを開催した。