中古レコードが時計に変身!! 西海市の学童クラブで体験講座

中古レコードを再利用し、時計を作る子どもたち=西海市西海町

 長崎県西海市西海町太田和郷の学童保育「はすの実クラブ」で22日、子どもたちが中古レコードを再利用し、時計作りを楽しんだ。
 市文化協会が夏休み期間中に市内の学童クラブを対象に実施している芸術体験講座。協会員を講師として派遣しており、今回は16万枚以上のレコードを所蔵する同市大瀬戸町の音浴博物館(中村昌彦館長)が担当した。
 中村館長がレコードから音が出る仕組みについて説明した後、はすの実クラブの子どもら18人が時計作りに挑戦。同館スタッフらの指導を受け、中古レコードに時刻を示す3本の針などを取り付けた。文字盤に貝殻やボタンを使い、時刻合わせなどに悪戦苦闘しながらオリジナルの「アナログ盤時計」を完成させた。
 市立西海小5年の伊藤和花さん(10)は「リビングに飾りたい」、同4年の原口優理さん(10)は「お母さんにプレゼントする」と笑顔で話した。

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