きょう(月)も容赦ない暑さ 熱中症に警戒 新たに台風11号が発生

28日(月)の天気・最高気温

 東北の太平洋側は台風10号の影響で、海上を中心に風が強く波が高くなっている。きょう(月)夕方にかけて、強風や高波に注意・警戒が必要だ。きょう(月)は晴れている地域が多いが、午後は東・西日本の山沿いを中心に天気の急変、落雷や突風に注意が必要となる。太平洋側は東北を含めて厳しい残暑となるため、熱中症に警戒が必要となる。

猛暑日地点続出

28日(月)の最高気温マップと熱中症になった時は

 8月も終盤に差しかかっているが、きょう(月)も各地で気温が上がっている。きのうは全国で35℃以上の猛暑日が40地点あまりだったが、きょう(月)は倍以上の100地点近くになりそうだ。仙台は36℃前後まで上がる予想で、今シーズン一番の暑さとなるかもしれない。東北の日本海側や北陸は34℃くらいの所が多いが、長引く暑さで疲労が積み重なっていると思われる。体調管理には、十分な注意が必要だ。

週間予報

 なお、あす29日(火)から9月2日(土)ごろにかけても、全国的に気温の高い状態が続きそうだ。東北の日本海側、北陸など東日本はこの期間、局地的なにわか雨や雷雨があるものの、地域全体を潤すようなまとまった雨の可能性は低い。高温だけでなく、水の使用にも気を配る必要がありそうだ。

台風11号発生

台風9号と10号の予想進路

 三陸沖を北上中の台風10号は、きょう(月)午後には本州から離れるが、ほかにも懸念材料となる台風が複数ある。フィリピンの東にある非常に強い台風9号は、今後も勢力を維持しながら台湾方面へ進み、30日(水)には沖縄の先島諸島に最も近づく見通し。

台風11号の予想進路

 また、日本の南、マリアナ諸島できょう(月)午前9時に台風11号が発生した。台風は、今後も西~北西に進み、9月1日(金)ごろから暴風域を伴い沖縄に近づくおそれがある。今後も、最新の台風情報に注意が必要だ。

(気象予報士・高橋和也)

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