札幌で史上初の3日連続猛暑日か 北海道の猛暑は土曜日まで続く 東北・北陸は危険な暑さで38℃予想も 西日本は激しい雷雨に注意

25日(金)の予想最高気温(ウェザーマップ)

 きょう25日(金)も東北の日本海側や新潟県で危険な暑さとなり、最も暑い所では気温が38℃まで上がる予想だ。また、北海道でも異例の暑さで、札幌では史上初となる3日連続の猛暑日となるかもしれない。
 北海道の猛暑はあす26日(土)まで続く見込みで、熱中症に厳重な警戒が必要となる。一方、西日本では湿った空気の影響で大気の状態が不安定になっている。このあとも急な激しい雨や雷雨に注意が必要だ。

雪国で猛暑 札幌は史上初の3日連続猛暑日か

25日(金)午前11時過ぎの各地の最高気温(ウェザーマップ)

 今月20日以降、最高気温が38℃以上になった地点が5日連続で出るなど、危険な残暑が続いている。極端な高温になっているのは新潟県や東北の日本海側が中心で、きょうも同じような所で危険な暑さとなりそうだ。予想最高気温は、横手(秋田県)、山形、福島、若松(福島県)、津川(新潟県)、長岡(新潟県)で38℃、米沢(山形県)、新潟、富山などで37℃。

北海道の週間予報(ウェザーマップ)

 また、北海道でも厳しい暑さで、札幌ではきょうも35℃まで上がる予想となっている。予想通り35℃以上になれば、3日連続の猛暑日で史上初の記録となる。慣れない猛暑で体に負担がかかっている可能性があるため、熱中症対策をしっかりと行い、無理をしないように過ごしてほしい。なお、北海道の猛暑はあす26日(土)までは続く予想だが、その後は気温が下がり、来週には30℃を下回る見通し。

東海以西は天気急変に注意

25日(金)夕方の予想天気分布と発雷確率(ウェザーマップ)

 一方、東海や西日本は極端な暑さになっている所はないものの、湿った空気の影響で所々、活発な雨雲がかかっている。午後も大気の不安定な状態が続くため、あちらこちらで、にわか雨や雷雨がありそうだ。山沿いなど局地的には激しい雨や雷雨になるおそれがあるため、土砂災害や道路の冠水、河川の増水、落雷、突風などに注意が必要だ。
(気象予報士・多胡安那)

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