SUGA、BTSが初めて米国でパフォーマンスをした時に“手が震える”ほど緊張したと語る

現地時間2023年8月25日に配信された『Suchwita』でBTSのSUGAが、普段は出番前にあまり緊張しないものの、初めて手が震えたというある瞬間について振り返った。

最新エピソードのゲストに韓国のサッカー選手李剛仁(イ・ガンイン)を迎え、ここ数週間の彼の生活、特に大きなスタジアムでの試合前の緊張感とどのように向き合っているかについて話し合った。大きな試合の前には眠くなることが多いという李選手の言葉に、SUGAはBTSが米国で初パフォーマンスを披露する前に緊張したことを明かした。

英語字幕によると彼は、「あまり緊張しないタイプなんですが、2017年に米国デビュー公演を行った時に初めて手が震えるという経験をしました。ここでうまくやらなければいけないというプレッシャーから夜も眠れませんでした」と語っている。

李選手がパリ・サンジェルマンF.C.に移籍したことで自分が良いサッカー選手であることを証明しなければならないというプレッシャーを感じていると話すと、SUGAはBTSが初めて国際的な成功を収め認知されるようになった自身の経験になぞらえた。

「アスリートはパフォーマンスで自分を証明しなければなりませんが、歌手はステージでそれをします。例えば、僕たちはあるアワード・ショーで受賞しました。ビルボード(ミュージック・アワード)に行ったんです」と、2017年5月の【BBMAs】を振り返った後、SUGAは同年11月に行われた【アメリカン・ミュージック・アワード】でのパフォーマンスに触れた。2017年に初めて【AMAs】のステージに上がった時の映像で彼は、「(このアワード・ショーが)あまりにビッグだったから夢ですらなかったんですよ。可能かどうかなんて考えたこともなかった」と話している。

そして彼は、「【AMAs】の後、すごく怖かったです、これがスタートラインだってわかっていたから。これが一過性のものではないとわかっていたので、結果を出すために何をしなければならないかというプレッシャーがじわじわと迫ってきたんです。だから【AMAs】の後、よく泣いていました」と明かし、「“これからどうすればいいんだろう?”って。誰も今何をすべきかを教えてくれなかったから……僕たちは狂ったように働きました。周りの人たちでさえ、これは一過性のものかもしれないと心配していました。この後は何もないだろうという話ばかりだった」と振り返っている。

その努力が実を結んだ。BTSは2017年に米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で初のチャート入りを果たした。翌年には「Fake Love」(10位)、「IDOL」(11位)、「Waste It On Me」(89位)の3曲がランクインした。そしてBTSは「Permission to Dance」、「Dynamite」、コールドプレイとの「My Universe」などでチャート1位を獲得し、【グラミー賞】に複数回ノミネートされ、世界最大のボーイズ・グループとしての地位をさらに強固にした。

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