28日午前、広島市の平和大通りで高さおよそ7メートルの木が倒れました。木は緑地帯のベンチを直撃しましたが、けが人はいないということです。
米田健太郎 記者
「平和大通り前の木が折れていて、ベンチを覆うような形で倒れています」
広島市によりますと、午前11時20分ごろ、広島市中区小町の平和大通り沿いの緑地帯で、高さおよそ7メートルの「トチノキ」が倒れました。
木は近くのベンチを直撃しましたが、けが人はいないということです。
倒木を目撃した人
「いきなりパキッと折れた。瞬間的に。倒れるときは一気にバサっと折れた、ゆっくりではなく」
午後に現地を調査した樹木医によりますと、「白アリが木の中に侵入して、強度不足になった結果、折れた可能性がある」ということです。
平和大通りではことし3月に高さ16メートルのクヌギが倒れ、車を直撃。その後、市が行った緊急一斉点検では、平和大通り周辺にある樹木264本が「倒木の可能性がある」として、そのうち31本を伐採していました。
今回、倒れたトチノキについては、当時は「健全な状態」と判定されていました。