景気、8月は「緩やかに回復」 政府報告、4カ月連続

 政府は28日、8月の月例経済報告を発表し、国内景気は「緩やかに回復している」との判断を据え置いた。同一の表現は4カ月連続となった。

 半導体不足の緩和による自動車輸出の伸びなどを理由に、輸出を「持ち直しの動きがみられる」に上方修正した一方、資源高の影響から住宅建設を「おおむね横ばい」に引き下げた。個人消費や設備投資、生産など多くの項目は維持した。

 世界経済に関しては「一部の地域で弱さがみられるものの、持ち直している」との判断を維持した。米国の景気は「回復している」に上方修正し、不動産市場が停滞する中国は「持ち直しの動きに足踏みがみられる」に下方修正した。

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