【フィリピン】マイニラッド、新浄水場の試験運転開始[公益]

フィリピンのマニラ首都圏西部で水道事業を担うマイニラッド・ウオーター・サービシズ(MWSI)は26日、首都圏モンテンルパ市で建設中のポブラシオン浄水場の試運転を開始したと発表した。年内に一部を稼働する。

ポブラシオン浄水場の総工費は110億ペソ(約285億円)で、工事の進捗(しんちょく)率は現在80%に上る。12月までに1日当たり5万立方メートルの水の供給を開始する。

2024年前半にはフル稼働し、15万立方メートルの処理が可能になる見通し。首都圏パラニャーケ、ラスピニャス、モンテンルパの各市と隣接するカビテ州に供給する。

マイニラッドは現在、モンテンルパ市で2カ所の浄水場を稼働している。マニラ首都圏近郊にあるラグナ湖の水を浄水処理して、約170万人に計30万立方メートルの水を供給している。ポブラシオン浄水場はラグナ湖の水を処理する3カ所目の施設となる。

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